相談者様から届いた温かいメッセージ
VOICE
日々大切にしているのは、相談者様の不安に寄り添い、耳を傾ける姿勢です。実際に手続きを終えた方々からの、話し合いの雰囲気や対応の良し悪しなどの率直なお言葉をいただいています。女性ならではの観点を大切にしつつ、親しみやすさを感じていただけるよう努めております。相続手続きや遺言作成など、様々な内容のサポートを行っておりますので、ぜひ気軽にご相談ください。
恋愛感情を利用した高額詐欺の典型例 ~SNSで知り合った女性にお金を貸したあと連絡不能に~トラブルのご相談
(50代男性 Yさん)
【相談】
Yさんは、SNSで知り合った女性S(20代くらい)と意気投合し、直接会って食事をすることに。
その後も数回会い、食事をしたり、夜お酒を飲むこともありました。
YさんにとってSは、年齢差はあるけれど、精神的に支えてくれる存在でした。
美人で清潔感があり、話も合う。いつしか本当の恋人のような気持ちになっていました。
いつも通り食事をしたある日の別れ際、Sはひどく思いつめた表情で言いました。
「実は…母が難病で…このままでは長くないかも…。治療法はあるけど、保険がきかないからお金がかかる。とても払えない。」
「いくらくらいかかるの?」
「完全に治るまでには300万円はかかるって…」
【注:日本の医療制度では、難病治療で自己負担300万円は通常あり得ません。】
「わかった。いいよ。治療費、貸してあげる」
すると、彼女はひどく驚いた表情を見せました。
「そんなの、ダメだよ。そんなことさせられない。」
悲しさをこらえながらも健気に振舞うSの姿に、Yさんは自分の全てなげうってでもSを守りたい気持ちになった。
「いいよ。Sにとって大事なお母さんなんだろ。」
そう言葉をかけると、Sは涙をぽろぽろこぼしながら、
「ごめんね。本当にごめん。ありがとう。必ず返すから。」
と、泣きじゃくりながら何度も言いました。
その時Yさんは思いました。
『Sは自分のことを必要としてくれている。』
数日後、YさんはSに300万円を現金で手渡しました。
その日を境に、YさんはSと連絡が取れなくなり、返済は一度もありませんでした。
SNSのアカウントも削除され、Sという人物の消息は不明のままです。
【アドバイス】
Yさんには、詐欺被害に遭っている可能性が極めて高いことを伝えました。
そのうえで、以下の点についてアドバイスしました。
・Sと名乗る人物を追跡したり、個人的に返済を求めたりしない
・LINEのやり取りを証拠として保全する
・警察に被害届を提出する
また、残念ながら貸したお金は返ってくる可能性が極めて低いことも、率直にお伝えしました。
そして最後に、次のことをお伝えしました。
「最近の詐欺は極めて巧妙化しており、どれだけ注意をしていても被害に遭うことはあり得ます。
悪いのは詐欺を働く側であって、あなたではありません。
だから、どうか自分を責めないでください。」