相談者様から届いた温かいメッセージ
VOICE
日々大切にしているのは、相談者様の不安に寄り添い、耳を傾ける姿勢です。実際に手続きを終えた方々からの、話し合いの雰囲気や対応の良し悪しなどの率直なお言葉をいただいています。女性ならではの観点を大切にしつつ、親しみやすさを感じていただけるよう努めております。相続手続きや遺言作成など、様々な内容のサポートを行っておりますので、ぜひ気軽にご相談ください。
相続放棄の手続き
相続放棄の手続き 40代男性 Kさん
【相談内容】
姉が死亡し、2000万円の借金が存在することが発覚しました。
不動産や預貯金などの資産はほとんどありません。
姉には夫と子3人がいましたが、いずれも相続放棄を済ませています。
Kさんの姉が養子となる養子縁組はしたことはなく、Kさんと姉の実父母はともに健在ですが、高齢で年金生活を送っています。
このままでは、弟であるKさんが借金の返済責任を負わされるのではないか。
というご相談でした。
【アドバイス】
まず、相続には順位があり、以下の順で相続人となること、そして配偶者は常に相続人となることをお伝えしました。
① 子、孫などの直系卑属(子が先に死亡している場合は孫が代襲)
② 父母、祖父母(父母が先に死亡している場合)などの直系尊属
③ 兄弟姉妹、姪甥(兄弟姉妹が先に死亡している場合は甥姪が代襲)
第1順位の相続人である配偶者と子が相続放棄をした時点で、相続人はKさん(お姉さま)のご両親になります。
そのため、ご両親に相続放棄の手続きを促すようアドバイスしました。
ご両親の相続放棄の申述が家庭裁判所に受理されると、その時点で初めてKさんがお姉さまの相続人となり、相続放棄をすることができるようになります。
そのため、ご両親と連携し、相続放棄申述受理通知書が届いたら、速やかにKさんご自身の相続放棄の手続きを進めることをお伝えしました。
【相続放棄に必要な書類】
相続放棄には、以下の『自分が相続人であることを証する書類』が必要です。
①被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本等
②必要に応じて、その両親の出生から死亡までの戸籍謄本等
③ご自身の相続開始後の戸籍謄本等
※ 先順位の相続人が『相続放棄』をしたことを証する『相続放棄申述通知書』等の書面は不要です。
恋愛感情を利用した高額詐欺の典型例 ~SNSで知り合った女性にお金を貸したあと連絡不能に~トラブルのご相談
(50代男性 Yさん)
【相談】
Yさんは、SNSで知り合った女性S(20代くらい)と意気投合し、直接会って食事をすることに。
その後も数回会い、食事をしたり、夜お酒を飲むこともありました。
YさんにとってSは、年齢差はあるけれど、精神的に支えてくれる存在でした。
美人で清潔感があり、話も合う。いつしか本当の恋人のような気持ちになっていました。
いつも通り食事をしたある日の別れ際、Sはひどく思いつめた表情で言いました。
「実は…母が難病で…このままでは長くないかも…。治療法はあるけど、保険がきかないからお金がかかる。とても払えない。」
「いくらくらいかかるの?」
「完全に治るまでには300万円はかかるって…」
【注:日本の医療制度では、難病治療で自己負担300万円は通常あり得ません。】
「わかった。いいよ。治療費、貸してあげる」
すると、彼女はひどく驚いた表情を見せました。
「そんなの、ダメだよ。そんなことさせられない。」
悲しさをこらえながらも健気に振舞うSの姿に、Yさんは自分の全てなげうってでもSを守りたい気持ちになった。
「いいよ。Sにとって大事なお母さんなんだろ。」
そう言葉をかけると、Sは涙をぽろぽろこぼしながら、
「ごめんね。本当にごめん。ありがとう。必ず返すから。」
と、泣きじゃくりながら何度も言いました。
その時Yさんは思いました。
『Sは自分のことを必要としてくれている。』
数日後、YさんはSに300万円を現金で手渡しました。
その日を境に、YさんはSと連絡が取れなくなり、返済は一度もありませんでした。
SNSのアカウントも削除され、Sという人物の消息は不明のままです。
【アドバイス】
Yさんには、詐欺被害に遭っている可能性が極めて高いことを伝えました。
そのうえで、以下の点についてアドバイスしました。
・Sと名乗る人物を追跡したり、個人的に返済を求めたりしない
・LINEのやり取りを証拠として保全する
・警察に被害届を提出する
また、残念ながら貸したお金は返ってくる可能性が極めて低いことも、率直にお伝えしました。
そして最後に、次のことをお伝えしました。
「最近の詐欺は極めて巧妙化しており、どれだけ注意をしていても被害に遭うことはあり得ます。
悪いのは詐欺を働く側であって、あなたではありません。
だから、どうか自分を責めないでください。」